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【死海文書】

009 死海文書(しかいぶんしょ、英語: Dead Sea Scrolls)あるいは死海写本(しかいしゃほん)は1947年から1956年にかけて死海の北西にある遺跡キルベト・クムラン (Khirbet Qumran) 周辺で発見された972の写本群の総称です。 主にヘブライ語聖書(旧約聖書)と聖書関連の文書からなっている。死海文書の発見場所は1947年当時イギリス委任統治領であったが、現在ではヨルダン川西岸地区に属しています。 「二十世紀最大の考古学的発見」ともいわれる。なお、広義に死海文書という場合、クムランだけでなく20世紀後半の調査によってマサダやエン・ゲディ近くのナハル・ヘベルの洞窟から見つかった文書断片なども含むので、文書数には幅が生じます。 死海文書はヘブライ語聖書の最古のテキストを含んでいて、宗教的にも歴史的にも大きな意味を持ち、第二神殿時代後期のユダヤ教の実情をうかがわせるものでもあります。文書は大部分がヘブライ語で書かれており、二割ほどのアラム語文書と、ごくわずかなギリシア語文書を含んでいます。 多くは羊皮紙であるが、一部パピルスもある。文書の成立は内容および書体の分析と放射性炭素年代測定、質量分析法などから紀元前150年ごろから紀元70年の間と考えられています。死海文書を記したグループ(以後、クムラン教団と呼ぶ)については、伝統的にエッセネ派と同定する意見が主流だが、エルサレムのサドカイ派の祭司たちが書いた、あるいは未知のユダヤ教内グループによって書かれたとする意見もあります。 死海文書の内容は大きく分けて三つに分類することができます。第一は「ヘブライ語聖書(旧約聖書)正典本文」(全体の四割)、第二は「旧約聖書外典」と「偽典」とよばれる文書群(エノク書、ヨベル書、トビト記、シラ書などでユダヤ教の聖書正典としては受け入れられなかったもの、全体の三割)、第三に「宗団文書」と呼ばれるもので、クムラン教団の規則や儀式書、『戦いの巻物』と呼ばれる書など(全体の三割)です。

【モーセ五書】

008 モーセ五書(モーセごしょ)、あるいはトーラ(ヘブライ語: תורה‎, Torah)、トーラーとは、旧約聖書の最初の5つの書です。モーゼの五書、律法(りっぽう)とも呼ばれます。 これらはモーセが書いたという伝承があったのでモーセ五書と言われますが、近代以降の文書仮説では異なる時代の合成文書であるという仮説を立て、モーセが直接書いたという説を否定します。ただし保守的なキリスト教会と学者は今日もモーセ記者説を支持しているそうです。また正教会における註解書には、こうした学説の対立に触れず、「伝統的に」モーセが著者であるとされているという記述にとどめているものもあります。 ユダヤ教においてトーラ(ヘブライ語: תורה‎, Torah)は、律法です。なお、トーラは、プトレマイオス朝エジプトのファラオであったプトレマイオス2世の命で、ユダヤ教の祭司族とされるレビ族の書記官たちがギリシャ語に翻訳した律法の題名とされます。 また、ヘブライ語のモーセ五書それぞれのタイトルは、それぞれ最初の文の中から選ばれた文節です。「בראשית」(創世記)は一番目の文節、「שמות」出エジプト記は二番目の文節、「ויקרא」レビ記は一番目の文節、「במדבר」民数記は五番目の文節、「דברים」申命記は2番目の文節から冠詞を除いた言葉が、それぞれの書のタイトルになっています。 そして、それら五つのタイトルが並ぶと「初めに荒野で呼ばれた名は言葉」という意味を成す。そのため、ヘブライ語の律法を読経する際は、現行の法律や契約書の様式にも取り入れられている読み替えを行い、「言葉」から「名」に、あるいは「名」から「言葉」に読み替えて意に留めます。例えば文中に綴られた「かかと」の「言葉」を音読すると同時に、その言葉が「ヤコブ」という「名」に由来することを意に留めるのです。

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